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2020年からのコロナ禍により、リモートワークが広がりを見せました。一方でコロナの五類移行に伴い、オフィスに人が戻っている組織も見られます。
本レポートではITエンジニア/デザイナーの副業・転職サービス「Offers」利用者へのアンケート調査を実施し、リモートワークの現状や、変化する動向に対するデジタル人材の意思決定について明らかにしていきます。
調査対象:下記の条件に合致した117名
- Offers登録者
- リモートワークをしている、もしくは経験したことがある
調査日:2023年 9月上旬
リモートワークから出社に切り替わった方にお伺いします。その理由は何ですか(複数選択可)(n=26)
フルリモート以外の方について、途中から出社を求められたと回答された方にリモートワークから出社に切り替わった理由をお聞きしました。「コミュニケーション上の課題」が92.3%となりました。
あなたはリモートワークになり、居住地を変えましたか。(n=117)
リモートワークになり、5人に1人が引っ越したという結果となりました。引越し先についての質問では、会社からの出社要請に応えられる範囲での引っ越しが多い結果となり、会社方針の変更を想定しつつ様子見をしている方が多いと考えられます。
引っ越したという方にお聞きします。現職でリモートワーク頻度が削減・廃止されたらどうしますか?(n=25)
引っ越した方のうち、現職でリモートワーク制度が削減・廃止された場合、「転職や別案件を探す」という回答が44.0%となりました。回答の理由としては「仕事を選ぶ際の条件に入れたため」「子供が小学生になり、学校を変えたくない」「一人だと落ち着いて仕事ができる」などという回答が見られました。
リモートワークを希望されている方にお伺いします。その理由は何ですか。(複数回答可)(n=106)
リモートワークを希望している理由として「通勤時間が無駄だと感じている」が87.7%となりました。企業としては出社を求める場合、オフィスに出社することによる利点やプラス要素を社員に伝えることが必要と言えます。続いて「個人の時間ができる」(62.3%)、「副業を続けやすいから」(39.6%)、「子育てができる」(35.8%)となりました。