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ChatGPT4がリリースされ、インターネット登場以来の大発明と言われています。 インプットを工夫することでソースコードの出力や、自身が書いたソースコードの添削、定型的な要件定義まで実現できるようになりました。こうしたAIの進化により、デジタル人材が抱える業務にもインパクトが予想され、「自身の仕事がAIに代替されるのではないか」という声も聞こえてきます。 そこで本レポートでは、I️Tエンジニア/デザイナーの副業・転職サービス「Offers」利用者へのアンケート調査を実施し、デジタル人材自身がどのようにAIの進化を捉えているのかについて明らかにしていきます。
調査対象:下記の条件に合致した305名
- Offers登録者
- ChatGPT利用経験者
調査日:2023/3月下旬
ChatGPTを何に使いましたか?(複数回答可)
ChatGPTの利用用途について、「業務上の調べ物」という回答は62.3%となりました。 調べものだけでなく業務上のメッセージ作成(29.2%)やプログラム作成(27.9%)、ドキュメント作成(23.0%)と業務での利用を模索している動きも確認されました。
Chat GPTへのイメージを教えて下さい
ChatGPTへの印象に対し、ポジティブという回答(非常にポジティブ、ややポジティブ)は90.2%に上りました。ネガティブという回答(非常にネガティブ、ややネガティブ)は1.3%に留まり、AIの進化に対してデジタル人材が何かしらの期待を抱いていることが伺えます。
ChatGPTの発展を受け、デジタル人材の働き方はAIに代替されると思いますか
影響がある(大きく影響がある、やや影響がある)という回答は52.8%と半数を超える結果となりました
影響がある、なくなるとお答えした方にお聞きします。どのような点で影響があると考えていますか。
想定される影響として自由回答していただいたものの抜粋は上記となります。
従来であれば育成をかねてジュニア層に割り振られていた簡易なタスクがAIに代替されるため、ジュニア層の採用が困難になるのではないかという意見が挙げられました。エンジニア育成の観点からも勘案していく必要があるでしょう。
また、全体的にエンジニアに求められるレベル感が高くなったり、AIを交えた少数精鋭の組織ができるという意見も見られました。
加えてカスタマーサポートやヘルプデスクといったユーザーサポート業務についても、AIの導入が進むことで業務量や人員削減が発生するのではないかという意見がありました。